回転式全熱交換器
快適環境をつくる換気と省エネルギー
アルミニウムローター全熱交換器
回転式全熱交換器は、ローターの回転により全熱又は顕熱を排気から給気に熱回収する蓄熱式熱交換器です。
オフィスビル、一般ビル、工場等、冷暖房時の外気負荷軽減に、夏冬を通して貢献できる投資効率の良い、代表的空調用省エネルギー機器です。
回転式全熱交換器は、アルミニウム製ローターと減速機付きモーター、ベルトで構成され、ローターは低速度(20回転/毎分以下)で駆動されます。
用途例
回転式全熱交換器の効果 → 冷暖房エネルギーの軽減
新鮮外気の熱負荷を軽減できるので、ランニングコストが大幅に節約できます。
回転式全熱交換器ローターのはたらき
右図は、「回転式全熱交換器」の概略図を示しています。
ローターは、低速度(20回転/毎分)で回転しています。
室内からの還気はローターの下半分を通過して屋外に排出されます。
この時、還気の持っている全熱(温度と湿度)のほとんどがローターに回収され、汚れた空気のみが屋外に排出されます。
一方、屋外からの外気はローターの上半分を通過して室内に給気されます。この時、外気は還気から回収された全熱を連続的に受け取り室内に給気されます。
以上の事からも分かる通り、「回転式全熱交換器」は、新鮮外気の熱負荷を軽減できるので、ランニングコストを大幅に節約できる省エネルギー装置です。
回転式全熱交換器ローターのはたらき
回転式全熱交換器ローターの特長
  • ・ 全熱(顕熱と潜熱)または、顕熱のみの回収の2種類があります。
  • ・ 不燃性のアルミニウムローターを使用しています。
  • ・ 水平気流用、垂直気流用の両方の形式があります。
  • ・ 処理風量 93,000m3/hまで17機種があります。
  • ・ 通気抵抗が少ないです。
  • ・ ローターの洗浄が出来ます。
駆動装置
回転式全熱交換器ローターの駆動は、無給油式のギヤードモーターによる、ベルトドライブです。モーターのベース部には始動時の衝撃吸収、ベルトのテンション維持を考えたスプリング機構を設けてあります。標準型モーターは定速回転型です。
駆動装置
パージセクター
排気が給気側へ移行するのを防ぐ役目をします。
パージセクター
中間期制御(自動換気切換機能)
春・秋の中間期では、室内発生熱が冷房負荷となり、この場合は室内よりも低い外気をそのまま取り入れて外気冷房を行います。このような状態では中間期制御が必要となり、回転式全熱交換器では以下の方法があります。
  • ・ ON-OFF制御
  • 範囲設定した外気温度を検知する事によりローターの運転を運転-停止する方法で、ローターの停止時には外気は熱交換されずに室内に給気されます。
  • ・ 回転速度制御
  • 外気温度を検知する事によりローターの回転速度を変化させ、熱交換効率を下げて制御する方法で、外気は必要量だけ熱交換されて室内に給気されます。
給・排気ファンの配置
ΔP=PO-PE(PO > PE)
給・排気ファンの配置
◎一般的な配置例で、適正なΔPとパージ空気量が得られる為、移行はありません。
給・排気ファンの配置
ΔPが著しく大きく、給・排気ファン共容量が大きくなり、不経済な設置法ですが移行は完全に妨げます。
給・排気ファンの配置
ΔPが比較的大きく、給気ファンの容量が大きくなります。
又、排気が回転式全熱交換器に対して、押し込みとなる為、ケーシングの隙間より、リークによる移行が生じます。
給・排気ファンの配置
パージはまったく行われない為、排気の移行が生じ、有効換気量率(有効換気量/給気量)が少なくなります。有効換気量率は下記の図を参照願います。
有効換気量
回転式全熱交換器ユニット
各種タイプを設計・製作しています。
回転式全熱交換器ユニット
空調機組込回転式全熱交換器
空調機組込回転式全熱交換器
研究分野
エネルギー利用・供給技術

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